クラウドソーシングの衝撃 – 比嘉邦彦

こじかはある中堅メーカーに勤務しています。勤務先の受注システムが1週間停止すると、おそらく会社は倒産します。受注システムに限らず、あらゆる業務が情報システムに支えられ、情報システムなしには存続が不可能な状況です。このように重度に情報システムに依存する会社が、過去2~3年の間に、情報システムをクラウドへ移行しつつあります。理由は、経済的に合理的だからです。

10年以上前、こじかは情報システム部に所属していました。BPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)が声高に叫ばれていた頃です。そこで見たものは、新たなシステムが導入される度に、部署や部門が消滅する現実でした。人と業務が情報システムに置き換えられて行きました。システム投資の回収は人件費で賄われていた訳です。これらをビジネスの世界では「生産性の向上」とか「合理化」と呼びます。

同じ文脈で、生産性が向上するなら業務や人をクラウドソーシング化することに企業は躊躇しないでしょう。過去にも同じことをやってきたし、企業をとりまく経営環境が躊躇を許しません。クラウドソーシングもある時期を境に、一気に広がると推測します。

 

「クラウドソーシングの衝撃」 2014年出版
「クラウドソーシングでビジネスはこう変わる」 2014年出版

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