こじかの金融商品地図(1)はじめに

※ この記事は「こじかの FXリアルトレード」から移設したものです。移設に伴い、内容の一部修正することがあります。


こじかはバブル崩壊直後の1992年に社会人となり、その後は周知の通り右肩下がりの10年を過ごしました。その10年間で日経平均株価は五分の一、株式市場は80%OFFの大バーゲンセールとなりました。当然、勤務先の会社もリストラに次ぐリストラで縮みっぱなし、面白い仕事ややりがいのある仕事はどんどん減り、昇進や昇級も絞りに絞られました。「ベア」なんて言葉も聞いたことしかありません。とはいえ、まがりなりにも就職でき、勤務先の会社が潰れなかっただけでも幸運だったと思います。

日経平均株価 過去10年

そんな不景気しか知らない1992年組のこじかでしたが、2005年から始まる株価の上昇は景気回復を期待させるものとなりました。この年こじか35歳。相かわらずの不景気ながら、結婚し子にも恵まれ、少々の預貯金を蓄え安定した生活を送っていましたから、将来のことを考えてそろそろ投資の勉強をしようなどと考えたのです。日経平均が15,000円を超えた2006年初頭、こじかは何の知識も無く株式投資を開始しました。もちろん、こんなド素人が勝てるほど株式相場は甘いものではなく、当初の投資金額270万円はみるみるうちに減っていきました。日経平均株価のチャートを見ると、ド素人が高値づかみしたことがよく分かります。

現物株式に始まり、投資信託、株式の信用取引、果ては日経225先物ともがけばもがくほど深みに嵌る蟻地獄に陥り、投資をはじめてから2年後の2007年12月、全てのポジションを精算した時には累計で70万円の損失となっていました。投資資金は子供の学資を含む大切なお金です。それを70万円、25%以上も減らしてしまいました。投資の勉強代としてはあまりに大きすぎる金額です。この2年間こじかは深く悩み続けました。まさに痛恨の2年間といっていいでしょう。

まあ、どこにでも転がっているしょうもない失敗談ですね。一方で収穫もありました。まず、こじかがめっちゃチキンだと認識出来たことです。頭では分かっていても、ポジションを持つと損小利大のような行動をとれません。こじかはトレードに向いていないんです。全くもってセンス無しです。今でもトレードに対して憧れや未練はありますが、2年間の苦悩はトレードに向いていないという認識を徹底的に刻み込んでくれました。1%以下の資金量でトレードごっこで遊ぶことはあっても、遊びの域を出ることはなくなりました。

もう一つの収穫は知識の獲得です。投資に関する書籍は200冊以上読んだでしょうか。必勝法が書いてある本など1冊もありませんでした。当たり前です。10冊中9冊は読む価値の無い本でした。役に立たないばかりか有害な本が90%以上を占めるのが投資本の世界だと分かったことも一つの収穫です。そんな投資本の世界ですが200冊以上も読めば有益な本に出会います。こじかに最も影響を与えたのは橘玲氏の書籍でした。橘玲氏の書籍で最初に出会ったのは「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 ― 知的人生設計入門」で、以後、全ての橘本を読みました。今でも、橘本はこじかにとっては教科書的存在です。橘本のほかにもいくつかの良書に出会いましたが、これらは別の記事で紹介していこうと思います。

お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 ― 知的人生設計入門 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 ― 知的人生設計入門 (2002/11/26) 橘 玲

投資を開始して三年目の2008年、こじかの投資戦略は一般的な片張りのトレードから裁定取引へ変化していました。2007年の11月から試験的に裁定取引を開始し、2008年1月には投資資金の100%を裁定取引に振り向けるようになりました。裁定取引により安定して利益を積み上げ、投資を開始して丸三年が経過した2008年12月、ついに70万円の累計損失を帳消しにすることが出来たのです。「石の上にも三年」とはよく言ったものです。苦悩の2年間と一縷の望を全力で追いかけた3年目は正に諺通りでした。以来2013年11月現在まで、毎年10%~30%の利回りを確保できるようになりました。投資を始めてから最初の三年間の苦労は無駄ではなかったということです。そして2010年11月からはMT4によるFXの自動売買を開始し、結果は本ブログで記事にしている通りです。ここ数年、資金的には裁定取引が80%、自動売買が20%の割合となっています。

これまで長々と述べてきたとおり、こじかは2013年12月で丸8年の投資経験を持つに至りました。華やかなトレードに憧れつつも、裁定取引という非常に地味でセコくて根暗でチキンな戦略を採用し、資金を減らさないこと、生き延びることを最優先に投資に取り組んできました。そして、ようやく初心者のレベルを脱したのかなと思えるようになった今日この頃です。そんなこじかがこれまで得た知識や経験を自分なりにまとめてみたいなどと尊大な事を考えるに至り、「こじかの金融商品地図」というシリーズで、以下の地図を題材に記事を書くことにしました。初心者を辛うじて脱した程度の生半可な知識と経験です。非常に偏っており不正確だと思いますので、記事の内容を信じたり実践したりしないでください。

こじかの金融商品地図 Ver1

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