銀行で急速に高まるベンチャーマインド、減点主義からの転換

銀行で急速に高まるベンチャーマインド、減点主義からの転換
FinTech座談会(2)
(ZDNet Japan 2017-5-25記事へリンク)

われわれはイノベーションを特別視しがちですが、例えばGoogleやAmazonなどのIT先進企業は、われわれがイノベーションと思っていることを、通常のビジネス開発として“普通に”行なっています。こういったプレーヤーと競争していく時代に入っているので、いかにマインドセットをシフトできるかが、日本の金融機関では非常に大きなターニングポイントではないかと思います。

新聞イメージメガバンクに所属する秀才たちの座談会です。残念ながら銀行が茶を濁す程度にしかFinTechを考えていない事が明らかとなる座談会でもあります。

預金過剰、貸出需要減という環境下でFinTechが猛威を振るえば、銀行が今の姿を維持できないことは必然です。まず期待されるのは送金手数料の低価格化。国内為替・外国為替ともに現在のようなぼったくり価格を維持できないでしょう。銀行が為替業務を行うことはいずれ常識ではなくなります。

次いで、預金、貸出と銀行の機能の根幹をFinTechが侵食。決済に影響がなく、預金者を保護する必要がなければ、銀行自体を保護する必要性もありません。銀行は機能ごとに分裂し、異業種やベンチャーと自由競争を繰り広げることになるでしょう。

その時に、銀行はその巨体を維持できるのでしょうか。まず、無理でしょう。彼らに戦いを挑むのは、日常的にイノベーションを起こす天才たち。しかも身軽。勝てる要素が全くありません。三つ揃いのスーツを着て偉そうな事を言ってられるのも今のうちです。

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