メガバンク、年1000億円コスト削減へ急ぐ

もう甘いビジネス慣行は許されない。メガバンク、年1000億円コスト削減へ急ぐ
店舗刷新やデジタル化で業務効率化、次は固定費か
(ニュースイッチ 日刊工業新聞 2017-6-3記事へリンク)

三井住友フィナンシャルグループ(FG)は2019年度までに年間500億円、19年度以降に同1000億円のコスト削減を進める。店舗の刷新やデジタル化で業務プロセスを見直す。三菱UFJフィナンシャル・グループも23年度に同1200億円、みずほフィナンシャルグループも20年度に15年度比1000億円のコスト減を目指す。各グループともマイナス金利の導入や競争激化で、業務の効率性を示す「経費率」が悪化しており、コスト構造改革を急ぐ。

新聞イメージ乾いたぞうきんを絞るようにコスト削減を繰り返す製造業に長年勤務した者の感覚からすると、メガバンクはコスト削減ののりしろがたっぷりあるように見えます。丸の内にそびえ立つピカピカの本店ビル。主要駅の駅前一等地に構える支店群。不動産まわりだけでも巨額の固定費削減が期待できます。各社1000億円規模のコスト削減など簡単に実現するでしょう。

そもそも金融業とは単独で成立しない商売です。農業や製造業のように自ら付加価値を生み出すことがなく、金融業の付加価値とはしょせん他者から奪い取ったものに過ぎません。奪う相手(宿主)がいなければ存続できない因果な商売です。そんな略奪業種が我が物顔で闊歩する状況は異常であると思います。

以前、金融立国なる言葉がもてはやされ、やがて消えていきました。当然です。アメリカのように建国から略奪によって成立し、現在もなお主要産業が略奪である国と日本は違います。多くの日本人の倫理観は略奪を主要産業とすることを許しません。日本においては、金融業はあくまでも脇役としてつつましく生きていくのが望ましい姿だと思います。商工中金のように。

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