これからは賃貸派が有利だと思う

「一生、賃貸派」の貯蓄は結局いくら必要か
老後に5000万円が必要?
(東洋経済オンライン 2017-9-2記事)

賃貸住宅は「いくら家賃を払っても自分の資産にはならない」と考える人は少なくないが、人口が減少しつつあるなか、買った家が数十年後も資産価値を維持している保証はない。老後に備えてしっかり資金を蓄えながら、ライフステージごとに好みの賃貸住宅に住み替えるという選択肢も、検討に値するといえそうだ。(引用終了)


記事の中でも触れているように、持家と賃貸を比較しても経済的な優劣は無いというのがファイナンスの一般論です。そのような常識を理解したうえで、あえてこれからの局面では賃貸が有利になると予想します。

人口が増加し経済が拡大していた高度経済成長期、この時期は住宅の供給が需要に追いつかない状況でした。住宅価格は右肩上がりとなり、高い金利でローンを組んでも購入した住宅が十分に資産価値を持ちました。持家神話が創られたのもこの時期で、神話にはそれを裏付ける根拠があったのだと思います。

時は過ぎ、人口が大幅に減少し経済が縮小する今後の局面では正反対のことが起きるでしょう。空き家・空き室と呼ばれる大量の住宅在庫。企業でいえば大量の不良在庫を抱えた状況です。経済原理に従い、不良在庫の価格は限りなくゼロに近づいていきます。

さほど古くもないバス・トイレ付きのアパートが数千円で借りられる状況が生まれつつあります。ファミリー向けの一戸建てにしても、固定資産税+α程度の家賃で借りることが出来たりします。なんせ、はける見込みのない住宅在庫が山と積みあがり、これからその何倍もの在庫が新たに積みあがる見通しなのです。

20年後、30年後も資産価値を維持するような不動産を選択し購入するのは簡単ではありません。このような状況を踏まえると、一般的には賃貸が有利になると思われます。

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