人的資本の分散投資が100年人生最大のテーマ

「100年生きる前提」の人生設計に何が必要か
人生「二毛作、三毛作」する人の豊かな設計図
(ダイヤモンドオンライン 2017-9-13記事)

変化の激しい時代において、あらかじめキャリアを綿密に計画したり、計画に固執したりすることは非現実的になっていくでしょう。1つの仕事や職業に固執することは、それ以外の可能性を捨ててしまうことにつながるからです。

当然、偶然が起こるのを受け身で待つだけではフィールドを見つける可能性はわずかです。偶然を自ら創り出せるように積極的に行動したり、周囲の出来事に神経を研ぎ澄ませることが不可欠になります。そのための5つの行動指針があります。

①「好奇心」絶えず新しい学習の機会を模索し続けること
②「持続性」失敗に屈せず、努力し続けること
③「楽観性」新しい機会は必ず実現する、可能になるとポジティブに考えること
④「柔軟性」こだわりを捨て、信念、固定概念、態度、行動を変えること
⑤「冒険心」結果が不確実でも、リスクを取って行動を起こすこと
(引用終了)


新聞イメージ引用先の5つの行動指針に共感します。キャリアに限らずこの5つはあらゆる分野に適用できるのではないでしょうか。

過去、高度経済成長期から2000年ごろまでは、ひとつの会社(=ひとつの銘柄)にすべての人的資本を集中させるのが成功パターンとされてきました。社会的にもそれが常識であり王道とされてきました。加えて、自社株に金融資産の多くを投資することまで行われ、今振り返れば、ひとつのカゴにすべての卵を盛るという極めてハイリスクな投資が当たり前のように行われていたのです。

人口が減少し経済が縮小する状況の中で、さすがに全資産の一点盛りはヤバイというのが大企業の倒産などの経験を経て常識となりつつあります。そしてこの分散投資の常識は金融資産だけでなく働き方にまで影響しています。

仕事や職業を人的資本の投資活動であると考えたとき、人的資本においても分散投資が最も効果的な手法となります。分散投資が有利であることは科学的に完全な形で立証されていますので、このような変化は当たり前といえば当たり前なのかもしれません。

人的資本の分散投資とは、具体的には複数のスキルを身につけることだったり、副業で収入を複線化することだったり、本業の勤務先とは関わりのない人たちとの交流などが基礎となります。人的資本のポートフォリオを意識することが100年人生において最大のテーマと言えるでしょう。引用記事の5つの行動指針を忘れず、常に分散投資を心がけていきたいと思います。

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