定年後が今から楽しみだ

定年後も稼げる人と稼げない人の決定的な差
「生涯現役」で働くなら50代の過ごし方が肝だ
(東洋経済オンライン 2017-9-25記事)

日本で働く60歳以上の高齢者は2016年現在、1286万人に達している。2013年4月の改正高年齢者雇用安定法の施行で、企業は希望するすべての従業員に対し65歳までの雇用を確保するため、定年後再雇用、定年引き上げ、定年廃止のいずれかの措置を取らなければならなくなった。国はさらに定年の65歳以上への引き上げや定年廃止、希望者全員を66歳以上まで継続雇用する企業への補助金支給などで、「生涯現役社会」を強力に推進しようとしている。

これに対して多くの企業は慎重なスタンスを崩さない。厚生労働省の調査によれば、大企業(従業員301人以上)で定年延長や定年廃止に踏み切ったのは全体の1割に満たない。9割超が給与引き下げなど大幅な処遇見直しが可能な、定年後再雇用制度で対応している。(中略)

ただ多くの大企業の定年後再雇用では、給与は現役時代の半額という一律の処遇で、仕事内容も現役社員の邪魔にならない程度の補助作業というのが一般的だ。50代半ばの「役職定年」で下がった待遇から、さらに大幅に引き下げられることになる。モチベーションが大幅に低下したシニアが社内に増えれば、後進の指導どころか職場に悪影響を与え、生産性にとってもマイナスでしかない。(引用終了)


新聞イメージ元々資産家の家に生まれたとか死ぬまで困らない資産を築いた人を除き、60歳を超えても一定の年齢まで働くのが一般的になりつつあります。100年人生を前提とすれば、65歳は当然として、70歳、80歳、健康が許す限り働くことが人生設計の重要課題となります。

定年退職後の一般的な働き方を次の四つに分類して整理してみました。
①マックジョブ
②相談役・顧問
③スペシャリスト
④自営業

①マックジョブはマニュアル化された低賃金労働です。低レベルな職業スキルしか持っていない、高いスキルがあると本人が勘違いしている、高度であっても汎用性の乏しいスキルしか持っていない、高度なスキルを持っていてもテクノロジーなどの他の脅威によりスキルが陳腐化した場合などはマックジョブに甘んじるしかありません。大企業の定年後再雇用でモチベーションを落とす人はこの類型となります。

②相談役・顧問は組織の中で一度権力を握った人に限定される働き方です。何十年も勤めた居心地のよい組織の中で、組織に何の利益をもたらすことなく、一方的に高額な報酬を受け取るという貴族的な特権です。この相談役・顧問制度があまりにも企業経営に害をなすことから、東芝の粉飾決算事件などの経済事件をきっかけにして批判されています。将来は無くなる制度かもしれません。

③スペシャリストはその名のとおり高度で汎用的なスキルの持ち主です。長年勤務した組織の中でも組織の外にいても関係なく成果に応じた報酬を受け取ることが出来ます。この状態を維持できれば定年退職後も非常に健全な働き方が可能となります。一方でスキルは陳腐化したり、時にテクノロジーにより無力化することがあるため、いかにしてスキルのポートフォリオを維持するかが課題となります。

④自営業は雇われずに働くということです。③スペシャリストが独立するケースや、商売上手な人が定年退職を待たずに組織から独立するケースなどもあります。雇われている時に比べれば圧倒的な自由と報酬を手にするメリットがある一方で、マネタイズの難しさ、会計や税そして資金繰りなどこれまで無関係だったバックオフィスの分野も自ら行う難しさを伴います。

こじかは現在48歳。定年退職までにはまだ時間がります。定年後①のマックジョブは避けたいし、②相談役・顧問は仮になれる状況となっても恥ずかしいです。残る③スペシャリストと④自営業で定年後を迎えたいと考えています。今年④の一環として妻を代表者としてマイクロ法人を設立しました。本当にどうなるかはわかりませんが今から定年後が楽しみでなりません。

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